君のその手で
「お前と一緒に居ると…体が変に熱くなるんだ」
「……」
意味不明であろうティトレイの突発発言にも、青年は無表情を崩さず、白銀の髪を梳いている。
少し考えてから「どこか悪いのか?」などとティトレイの額に手を当ててくる。
「いやいやいや…そういうんじゃなくてだな!!」
ぶんぶんと自分の邪念を振り払うように、大袈裟に否定する。
「…、平気なのか…?」
手を引っ込めながら向かいのベッドに腰掛けるヴェイグ。体調が悪いのか、と心配そうに見詰めてくる彼の優しさに甘えてしまいそうになるが、そんな事になったら…
「な、なんでもねぇって!!」
「…。少し前から様子が変だった……俺にも言えない事なのか?」
殴り合いという少々乱暴な方法ではあったが…お互いを分かりあえた。そう思ったばかりだからこその発言だろう。あっけなくティトレイは折れた。
「…、俺の樹の…、外に出せなくて部分的に溜ってるんだ」
「…そんな事があるのか?…どんな部分、ッ?!」
言葉を遮ってポフ、とヴェイグを押し倒した。
さら…と肩から銀糸が流れ落ちる。
「…ティト、」
ここまで来て、彼は状況が全く分かってない。
抵抗も無く
艶のある低音に囁かれ…
ティトレイはプツ、と自分の何かが切れる音を聞いた。
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「ッ…つ…」
ティトレイのフォルスによって
部屋中に無数の蔦が這い回り、ヴェイグは天井からの蔦にそれぞれ四肢を縛り上げられ、仰向けにベッドの上に吊り下げられる形になっている。
「ヴェイグ…オレのことどう思ってんだ?」
両手足、首から蔦が服の中に侵入してくるのを感じながら、ヴェイグは蔦の感触に小さく息を漏らした。
「ん…こんなこと、もうやめ、ッ」
つ、と蔦が胸の飾りを掠める。微妙にだが体がひく、と揺れたのをティトレイは見逃さなかった。
「…本気で嫌なら、逃げられるよな?止める気はさらさらないぜ?」
「!っん…ぁ!」
体中を這い回る蔦が
ヴェイグの自身をしゅる…と締め付け、棘が彼の衣服を意味の無いものにする。
「ティト…!」
蔦の刺激に自身は熟れ、想い人の声は更に艶を帯びる。
「…蔦だけでこんなにしちまって…そうだ。オレ、手も足もださねぇからさ」
何か思い付いたのか、くすと悪戯っぽい笑みを浮かべて、ティトレイはベッドに腰掛け勃起した自身を取り出し、自分の腕を背中で蔦に縛らせた。
「はぁ…何、っあぁ!」
忙しなく動き回る蔦が、ヴェイグの秘部へと埋もれていく。ヴェイグ自身の分泌する液体に助けられ、卑猥な水音と共に奥へと突き上げる。
ジュ!…じゅぷジュプ
「ぅああッぁ!っく」
最も感じる奥と、前立腺の辺りはわざと避けて擦り上げられてヴェイグはもどかしく、腰を無意識に振り出していた。
「ふ、…てぃと…も、ぅぅん!」
突然ずるりと蔦の固まりが抜き出され、四肢を縛る蔦はヴェイグの秘部をティトレイの自身に擦り付けるように動く。今まで蔦を咥え込んでいた場所はもの欲しそうにひくつき更にティトレイの先端を誘うように撫でる。
「っヴェイグ…すげぇ蕩けてるぜ、お前のここ…」
ティトレイは自らの体を動かさずに、ヴェイグの足に絡まった蔦をぐっと寄せ更に自身をめり込ませる。
「あ、ァっ!てぃと…ぉ」
「くぅ…」
快楽で焦点の合わない瞳でヴェイグは無意識に腰を揺らし、肉棒を奥へと咥え込んでいく。
「ヴェイグ…オレのこと求めてくれてるんだな…」
「!あっあぁ…ん、っあ!」
ヴェイグの体に巻き付いた蔦達が、彼の体をティトレイの自身へと何度も叩き付けるように動き出す。絶妙な速さと角度をつけての刺激にヴェイグの自身からは絶え間なく蜜がこぼれ、開いた口からは枯れた喘ぎしか出てこない。びくびくと体を震わせ、
「は、ん!…もうイかせ…ぁっ」
「いいぜ、イけよヴェイグ…っ!」
「!!!」
ヴェイグの自身と自分の腕の戒めを解き一気に最奥まで突き上げる。声のない悲鳴をあげ弓なりに反った体に自身をきつく絞り上げられ、二人はドプ
トプと白濁を放ち果てた…
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「…………」
気まずい。
意を決して口を開く。
「…あっとその…ごめ「もう、大丈夫なのか?」
「へ?」
何が大丈夫だって?
目をぱちくりさせながら、寝転んだままこちらを見上げる青年を見詰めると、彼は目線を照れたように迷わせ
「…溜まっていたもの…」
それだけ言うと、布団に半分顔を埋めてしまった。
…可愛い…じゃなくて!確かに、溜まっていたものは発散できた。でも…
「おぅ!ヴェイグのお陰で助かったぜ!」
でも、まだ「自分をどう思っているのか」という情事中の質問には答えが返ってきていない。
「なぁ、ヴェイグ…アレから逃げなかった、ってことは」
「…だ……から」
「え?」
「…心配だったから。…苦しそうなお前を、どうにかして楽にやりたかった」
少し体温の低い手が、遠慮がちにティトレイの頬を撫でる。この青年は、自分に無理やり抱かれたとは思っていないのだろうか。あんなやり方しか出来なかったオレを…
「……」
「?ヴェ、…!」
綺麗なブルーの瞳が近づいてきたと思ったら
chu
ヴェイグからの、軽いキス。
そのままティトレイの首筋に顔を埋め
「…お前らしくない…こんな事しないでも、オレは」
「 」
彼の答えが、耳元で囁かれる。
彼がなんと答えたのかは…ティトレイのみぞ知る。
2005/1/10 処女作
エロが処女作ってどうよ…と思いつつ、そういう方は結構いらっしゃると見た!(お黙り)